
【ワクチン接種2日後死亡】
ポルトガルで医療関係者の41歳の女性が新型コロナウイルスのワクチンを接種した2日後に死亡しました。
ポルトガルの地元メディアによりますと、腫瘍学(しゅようがく)研究所で働いていた41歳の女性が先月30日、ファイザーなどが開発した新型コロナのワクチン接種を受け、その2日後となる今月1日にベッドの上で亡くなっているのが見つかりました。
女性は接種後も大きな副反応はなく、ワクチンが原因で死亡したかどうかは分かっていません。
先月から世界各国で始まったワクチンの接種。これを巡る混乱も少なくありません。
今月6日から3度目の全国的なロックダウンが始まったイギリス。静まったロンドン市内とは裏腹に、ワクチン接種の現場では・・・。
研修医、カベリ・ジャリンドワラーさん:「現場の最前線は混乱した状況です。憤慨したり心配した患者から多くの問い合わせがあり、対応に追われている状況です」
混乱の原因は「ワクチン接種の間隔」の変更。イギリス政府は変異種の感染拡大を受け、2回接種する必要のあるファイザー製などのワクチンの間隔を当初の「3週間」から「最大3カ月」に延長。より多くの人へ1回目の接種を優先すると決めました。
しかし、現場では接種予定の人から問い合わせやキャンセルの連絡などでパニック状態になっているといいます。
ファイザーは「安全性と有効性が確認できない」と反発し、また、WHO(世界保健機関)は「接種間隔は21日から28日を推奨する」と話しました。