
【予防接種では、国家賠償?損失補償?】
更新日:2021年7月30日
(定義)
予防接種とは?
感染症の原因となる病原体の毒力を弱めたり、薬物で殺す(不活化)などして予防接種液(ワクチン)をつくり、それを体に接種して、その病気に対する抵抗力(免疫)をつくることを「予防接種」といいます。 予防接種に使う薬液のことを「ワクチン」といいます。
(参考法令)
『国家賠償法』第1条(公権力の行使)
国(日本国)又は公共団体の公権力の行使に関する損害賠償の責任を定める。
『日本国憲法』第29条第3項
私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用ひることができる
※尚、義務や強制でもない『接種希望者』という論点は、一旦置いておきます
[行政法] 5章-4.損失補償
(yuの教育系YouTube[行政法] 5章-4.損失補償より)
また、『国家賠償法』第6条では以下のような規定があります
第6条(相互保証)
外国人が被害者である場合には、相互の保証(日本人が当該外国において同様の国家賠償を受けられること)があるときに限り、国賠法上の請求ができる
しかし、タイと日本とでは今のところ相互保証は無いので、タイ人が日本で、日本人がタイで賠償請求はできません
