
【“ゾウ害”に悩む農園・・・一方レストランでは人気に タイ】
コロナだけではなく、巨大な動物に悩まされている街の話題です。
首都バンコクから車で約3時間、タイ中部の野生動物保護区。ライトで道路脇を照らしていると・・・。
突然、ゾウが出没。それも1頭だけではありません。朝になるとなぜ道路にいたのかが分かりました。十分な餌(えさ)が森で得られず、ゾウは車に積んだ農作物を狙っていたのです。
ゾウの鼻の力だけで、車全体が揺れます。
車は1台ずつ止まり、ゾウはゆっくりと物色。まるで検問です。
出没注意を促す標識には、ゾウのシルエットが。日本でいう人里におりてきたクマのような存在でしょうか。
ゾウがひとたび暴れだすと、手が付けられないといいます。そのためゾウが満足するまで、待ち続けるといいます。
ゾウの被害は人里にも及んでいます。
ゾウが姿を現したという農園です。落ちている果物、これもゾウが食べた跡だということです。
ボランティアが追い払おうとすると、砂煙を上げて突進。威嚇されたといいます。
タイ政府は、約3億7000万バーツ、日本円で約13億円にもなる予算を投入するなどして“象害”対策にあたっています。
ところがタイ・ナコンナヨック県にあるレストランでは野生のゾウを見ながら食事ができると話題となり、隣の県からも客が訪れるほどゾウの出没のおかげで人気になったといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jpより